【ロレックス】デイトジャスト 16220 A番 買取価格をご紹介します!
今回は、ロレックス・デイトジャストをご紹介します。
当社は静岡新聞に広告を掲載しておりますが、そちらをご覧になった袋井のお客様からのお買取です。
シリアル番号の最初が「A」、通称A番ということで、今から28~29年前の製造の品でした。
年齢的に良い時計を持ちたくて買われた、というお話でしたが、最近ではお仕事の引退もあり、着けることも少なくなったために手放すことを決めたそうです。
ロレックスのドレスモデルは少々相場を下げてきておりますが、ますます相場が下落する前のご売却ということで、良いタイミングでのご判断だったのではないかと考えます。
買取査定についてご紹介しますので、ぜひ記事の続きもご覧ください。
ブランド名
ROLEX ロレックス
商品名
デイトジャスト
モデル
16220 A番
買取価格
500,000円
査定ポイント
①標準付属品の欠品がないか確認します。 ②時計の外観の状態を確認します。 ③時計の動作確認およびどの程度の整備・修理が必要かの確認を行います。
16220について
ロレックスの定番中の定番、デイトジャスト。
ものすごい高額になるのはサブマリーナやデイトナ、GMTマスターなどのスポーツタイプのシリーズですが、流通量の面で見れば、デイトジャストこそロレックスの代表選手といえるでしょう。
ドレスモデルとしての位置付けで、ビジネスシーンや華やかな席に合うそのデザインと、視認性の高い文字盤など実用時計としての利便性、ケースやブレスに使われる素材の種類やそれに伴うビジュアルの選択肢の広さ、それでいて(モデルによるものの)ロレックスとしては手が届きやすい価格など、魅力が詰まったシリーズです。
時計を振ることで巻き上げができる自動巻機構パーペチュアル、気密性の高さと優れた防水性が特徴のオイスターケース、0:00に一瞬でパチッと日付表示が変わるデイトジャスト機構、それらロレックスの3大発明を盛り込んだ、まさに正統派ロレックスと言えます。
その中でも今回お買取の16220は、そのベゼルが通常のものと少々異なったデザインであり、それが魅力のひとつとなっています。
デイトジャストで多く見るタイプのベゼルはいわゆるギザギザですが、16220のベゼルは、太い縞と細かい縞が交互に施された、しましまタイプのギザギザが刻まれています。
意外と、ビジュアルに大きな変化をもたらしており、個人的には16220のしまギザは好きです。
中古品販売価格に大きな変化はなさそうですので、好みで選べてGOODですね。
査定ポイント
では、買取価格を決めるためにチェックしたポイントをご紹介します。
まずは①付属品について。
外箱・内箱・説明書から、クロノメータータグ・シリアル記載タグ、ギャランティ(保証書)にブレスの予備コマと、ロレックスの付属品はまずまず種類が多いです。
特に、各種箱とギャランティ、ブレスの予備コマは重要です。
箱は次のユーザーの購買意欲に直結しますし、保証書がないと正規サービスが受けづらくなり、ブレスのコマが不足しているとご自身の腕に装着できません、という可能性があります。
高額な時計の購入は熟考して検討するのが普通ですから、購入した先のことを思うと、上記3点は非常に重要なポイントとなります。
今回は、外箱と説明書が欠品していました。
外箱の分の減点はありますが、致命的なマイナスとはならず、良かったです。
次に、②時計外観について。
傷や汚れの有無は、当然といえば当然ですが、価格に直結します。
細かい浅い傷は、販売前に研磨をかけてある程度は目立たなくすることができますが、打痕などと呼ばれる深い傷は、しっかりビジュアルに残りますので、大きな価格マイナスポイントになりえます。
また、ブレスのバックル(留め具)も傷が目立ちやすい他、うっかりぶつけて深い傷を作ってしまいがちな部分ですので、要注意です。
今回は、まずまずのご使用感でしたが、深い傷は見られず、ホッとしました。
ですが、少々小傷が多すぎるのは気になるポイントで減点対象です。
経年による文字盤や針、夜光塗料の腐食は見られず、その点はGOODです!
今回の16220の外観状態として最も大きく影響したのは、ブレス金具の摩耗でした。
5連の金具でできていますが、それぞれがご使用の中でこすれ合い、どうしてもほんの少しずつ摩耗します。
ロレックスに限らずすべての腕時計(の金属ブレス)で共通した宿命ですね。
時計を真横にすることで、摩耗の度合いに応じた垂れ具合が見られますので、それで判断します。
今回は、なかなかの強い摩耗具合であり、これはすり減っている以上、どうしても元には戻せませんから、大きな価格マイナスとなりました。
最後に、③時計の動作について。
まずは、時計を軽く振ってパーペチュアル機構でしっかり針が稼働するかを確認。
次に、リューズ操作で日付の変更や時刻変更ができるかも見ます。
今回はどちらも問題なしですが、オーバーホールに一度も出されたことがないとのことで、ゼンマイを巻き上げてくれるローターの動きが悪かったのは残念なところでした。
リューズによるゼンマイ巻き上げも行いましたが、重たい感触があり、内部の大幅な清掃はマストのようです。
そして、タイムグラファーという機械で時計の日差など健康状態を確認します。
今回は日差が+10秒ほど、つまり1日あたり時間が10秒ずれて進んでしまうという状態でした。
要整備となりますので、ここも価格に影響しております。
30年近くでオーバーホール未実施ということで、ブレスの垂れから推測するにかなりご使用されていますから、相当な部品交換が必要となる可能性も高く、ここは大きく価格を下げる要因となりました。
まとめると、今回は付属品は外箱と説明書のみ欠品でまずまずの評価、外観状態は時計本体部分は通常使用レベルですがブレスの垂れが大きく、基本動作は問題なしですが大幅な整備と場合により修理が必要、というコンディション。
販売価格相場や、想定整備コストなどを考慮し、500,000円でのお買取となりました。
30年近く前の時計が要整備状態で50万円ですから、さすがロレックス、のひとことです。
購入時の価格とほとんど差がなかったようです。
良い時計をしっかり使われて、ご自身のライフスタイルと相談して相場下落前に売る、今回のお客様の動きはほぼ完璧だったように考えます。
リサイクルマートフィール浜松小豆餅店では、ロレックスの時計を高価買取。
デイトジャストはもちろん、同じドレスタイプのエアキングをはじめ、サブマリーナやGMTマスターなどスポーツタイプも買取実績豊富です。
ぜひ、お使いにならないと感じたロレックス、今いくらで売れるのか、当店で査定させてください。
価格やその理由にご納得いただけたら、ぜひ当店でお売りくださればと思います。
皆様のご相談、いつでもお待ちしております。