【浜松雄踏店】◆ホビー Marushin マルシン M1カービン エアーコッキングガン 現金買取させて頂きました◆ 浜松市 磐田市 湖西市 袋井市 高価買取 査定無料 洋酒買取 エアガン買取 モデルガン売るなら
本日はマルシンのエアコッキングガン M1カービンをお買取させて頂きました!
昭和55年生まれの私としましては、エアーガンは避けては通れない青春でございます。
当時は猫も杓子もエアーガンブーム。ただしエアーガン(ガスガン)は大人の嗜み。
県の条例でも定められており18歳以上でないと基本的には販売してくれません。
そんな中彗星の如く登場したのがマルイのエアコッキングシリーズ。なんと対象年齢10歳以上用をラインナップ。
外装の作りは18歳以上用の大人用エアーガンと全く一緒で、内部のスプリングのみ弱装にして対象年齢を引き下げてくれました。
これで大手を振ってエアーガンで撃ち合いごっこ(大人の行うサバイバルゲームには遠く及ばず・・・)ができる!
当時の小学生は歓喜乱舞したものでした。おそらく一部の小学生のみですが。
そんな小学生達がBB弾を買い求めるのは、町に1軒あるかないかの昔ながらのおもちゃ屋さん。
少ないお小遣いを握りしめ、自転車を走らせ友達と集ったものでした。
もちろんおもちゃ屋さんですので、当時の小学生にとっては夢の国。
さらに空前の大ブームだったタミヤのミニ四駆、聖闘士星矢の金メッキクロス、ガンダム、ガシャポン戦士、怖くて近寄れないタミヤのミリタリープラモデルシリーズコーナー・・・。
そんな中、一際厳重に鍵が掛けられたガラス戸のショーケースの中で照明を受け燦然と輝くのは、完全に18歳以上用の大人向けエアーガン、ガスガンの数々。
紳士然としたMGCのモデルガンと見紛うような美しいガスガン、とにかく乱射性能を追求したマルゼンのフルオートガスガンMAC10、その漆黒の佇まいは凶暴ささえ除くJACのM16シリーズ。
アサヒファイヤーアームズは別格でした。全金属製のライトマシンガンはその姿から後光が射しているよう。
その中に静かに艶やかな木製ストックを備えた、マルシンのM1カービン。
当時としても少し時代遅れのカート(薬莢)式エアーガンでした。BB弾を1発1発カートに込め、マガジンへ装填、そのマガジンを本体へ噛ませ金属製のボルトを引けば、エジェクションポートから除くカート。まさに映画のようなシーンがその手の中に(これは当時ではなく、お買取後の動作確認時です。当時はこれがやりたかった・・・)。
時はサバイバルゲーム全盛期。フロンガスボンベを連装しフルオートガスガンを撃ちまくっていた方々は、さらに重いエアータンク(空気充填式のタンク)を米軍アリスパック中に仕込み、さらなる連射性能とブッシュを貫通する飛距離を追い求めていました。フロンガスは連射すると気化熱でガスが冷え、連射性能が落ちてしまうのです。
そんな中にいるこのM1カービンは、1発に全てを賭けるエアーコッキング。しかもカート式はエアーの密閉率が低く、飛距離も命中精度もBV式フルオートガスガンにはとても太刀打ちできるものではありませんでした。
この時代に静かにガラスケースの中に佇むマルシンのM1カービンは、まるで戦後の東映映画俳優のよう。いぶし銀で、しかし高度成長期を経てバブルを迎えた日本では、すでにその存在は過去のものとなっていました。
それでも町工場レベルのマルシンというメーカーは、この銃を作り続けたのです。それはなぜか?
究極的に言えば、おもちゃの銃だからです。
エアーガン、モデルガン、ガスガンはあくまで空想の産物です。
サバイバルゲームに最も適したエアーガン(遊戯銃)は、アサヒファイヤーアームズがブッシュマスターという形でリリースしていました。スイング式の機関部、大量のBB弾マガジン、ショートバレル・・・。
ちなみにあくまで当時、地上最強のエアーガンはトイテックのリリースしたM134ミニガン、通称バルカン砲です。
実銃の倍の発射レート1分間に6000発(1秒に100発!!)という正に弾幕を作り出す驚異の個人携帯固定砲台?です。
発射はもちろんエアータンクが必要ですが、さらに6本のバレルを回転させるためバッテリーが必要というまさに実銃と同じ仕様。お値段も確か30万円という大人仕様。すごい時代でした・・・。
話戻って、しかしながら、理想の銃というのはスペックや合理性では決められないのです。
昔見たランボーの構えるM60や、シュワちゃんがプレデターと戦ったM16や、はてはイーストウッドが構えたSAAや、その人それぞれの思いの延長線上にあるのが遊戯銃なのです。
このM1カービンはさしずめノルマンディー上陸作戦でしょうか。
この銃を構え、コッキングした時、その人の思いは遠くフランス・ノルマンディーのD地区エリアに跳ぶのです。
そのために、マルシンはこのエアーガンを作り続けたのではないでしょうか。
そして、そんな思いを一人胸に秘め大興奮しながら、小学生のあの時あのおもちゃ屋さんのガラスケースの前、値段も年齢も手に届かないと思いながら、ニューヨークの街角の質屋でトランペットを眺める少年のように、私の気持ちも当時に跳ぶのです。
私にとって憧れと夢がいっぱい詰まったものが、この当時のエアーガンなのです。
こんなお品を次々に見られるこのお仕事は、私にとってまさしく夢のようなお仕事です。
もしお客様がそんなエアーガンに対する思いがおありでしたら、査定と一緒に聞かせてください。
思い出が無くても、私の思いが補完します。
そんなエアーガン大好きリサイクルマートカインズ浜松雄踏店にぜひお持ちください!
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