【浜松雄踏店】◆貴金属 昭和天皇御在位五十年記念純金小判 現金買取させて頂きました◆ 浜松市 磐田市 湖西市 袋井市 高価買取 査定無料 金買取 小判買取 出張鑑定 片付け 断捨離
本日は純金小判をお買取させて頂きました!
昭和天皇御在位五十年(昭和五十年)に発行された純金小判です。
造幣局の旗マーク入りの本物です。ずっしりと、約30gあります。
もちろん貴金属ですので本日の相場で頑張ってお買取させて頂きました。ありがとうございます。
小判ついでに小話を。
日本の小判で純金製というものはございません。はて?金なのに?
小判というものはもといお金ですので、当時の貨幣価値を反映したものとなっています。
今で言えば10万円金貨のような位置づけです。
扱いも同じく、この小判を使って市井でお買い物をするわけではなかったようです。
あくまで資産、もしくは不動産や俸禄の支払い等、対企業間取引でのみ使われるような感覚だと思います。
じゃらじゃらと懐に入れて持ち歩くものではないかと。
して純金製ではない、というのは、もちろん金製品であることには変わりないのですが、度重なる改鋳により、実質的な価値はどんどん目減りしていきました。
それは豊臣政権の頃は金含有量もぱんぱんで、まさしく金キラな小判でした。
その後徳川政権に移り太平の世を300年近くも過ごせば、幕府お上の財政台所は火の車の様相です。
そこでお偉い方は考えました。貨幣としての価値(額面)は変えず、金の含有量を減らそう、と。
そうすれば実質的な幕府財政(使用する金)は抑えられ、さらに市中へ発行する小判大判も増やせる、と(だいぶ歴史をはしょって記載しています)。
この鶴の一声により、純金に近い含有量の小判は80%、60%、50%と目減りしていき、最終的には30%ほどになりました。
果たしてこれを小判と呼べるのかどうか・・・。当然インフレとなり、これが全てではありませんが徳川泰平の世は維新によって終わりを告げ、新しい明治となりました。
でもこれって考えようによっては貨幣経済への移行期だったんですね。
今の1万円札は、原価1円ほどだそうです。紙ですからね。でも日本中の人が1万円と信じているら1万円なのです。
それと同じで、小判の金含有量は減っているけど、小判を小判であると信じれば、金本位制ではない貨幣経済が確立したのかもしれません。
残念なのは、市中はその小判の裏付けである幕府を信用せず、本来の価値で正しく計ったため、インフレが起きたのですね。