本日は、ご遺品整理で見えたお客様からお買取の、デュポンのライターについてご紹介します。
商品名:ガスライター ライン1 ショート
ブランド:S.T.Dupont エステーデュポン
買取価格:2,000円(動作不調のため)
デュポンは1872年、実に151年前に創業したブランドです。
最初は旅行用バッグ(トランク)やレザー製品を製造しており、創業者シモン・ティソ・デュポンから息子たちに受け継がれてしばらくした後の1941年、きっかけはインドはパティアラという土地のマハラジャ(大領主)の依頼から、初めてライターを作ることとなります。
その後、ライターを事業として製造することとなり、上質な真鍮を使い、丁寧にデザインされたライターが生み出されていきます。
戦争(WWⅡ)や人々の移動手段の変化といった影響もあり、旅行用バッグの需要の形も変化する中、デュポンはライター事業のおかげで上手に時代に合わせた変化をしていけたそうです。
1951年には、ガスライターの第1号が誕生し、現在もなお高級ライターの代名詞として人気を博しています。
そんなデュポンのライターのライン1、その姿は1941年の当初のものと近いとされていますが、現行のライン2のものより少々厚みがあります。
2013年に廃盤シリーズとなりましたので、現在は新古・中古品での入手しかないものとなっております。
今回は、2,000円でのお買取となりました。
全体的なご使用感と、それに伴う小傷の多さがひとつめのポイントです。
次に、古い品ですのである程度は仕方ないですが、表面の経年による変色も価格に影響しました。
そして今回最大のポイントは、動作不良。フリント(火打石)の交換をするために、着火ユニットはスライドさせる機構となっていますが、ライターの使用で生じる欠けたフリントの粉が隙間に詰まり、とても腕力では動かせない状態となっていました。
次に使用するにあたり、まずはユニットの大幅な清掃、フリント装填、ガス充填と着火テストまで行う必要がありますので、買取価格が大きくマイナスとなりました。
ですが、さすがのデュポン、現状使用不可といえる状態でもしっかりお値段が付きます。
今回のお客様のように、ご遺品整理で多くの品を持って見える方は、もし可能であれば簡単に歯ブラシなどで清掃すると、買取価格UPが期待できますが、無理のない範囲でお試しください。
リサイクルマートカインズ浜松雄踏店/フィール浜松小豆餅店では、ご遺品整理のご相談をいつでも受け付けております。
品物が多すぎてどこから手を付けたら良いかわからない、という場合、まずは今回のお客様のように、小物の類から店頭にお持ちいただき、どんな品があって、それぞれをどのように仕分けたらベターか、売る方が良いか処分されるのが良いか、お伝えできればと思います。
大きなもの・重いもの、品数が多すぎる場合など、出張買取も受け付けております。
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