本日は、ヴィトンの中でも珍しい素材、モノグラム・アンティア(通称アンティア)の2WAYバッグをご紹介します。

アンティアは、2010年に発表されたラインで、ヴィトンとしては珍しいラムレザーを使用しているのが特徴です。

ラムレザー特有のやわらかな触れ心地は、非常に気持ち良いですよ。

そして、モノグラムの模様も刺繍でできており、その縫製をじっくり見ると、緻密さに驚くことでしょう。

実際、お買取を担当したスタッフは初めてアンティアのバッグを拝見しましたが、普段扱うヴィトンのアイテムより数段上のつくりの細かさに、驚いておりました。

丁寧なラムレザーの加工、緻密な縫製と、非常に手間がかかったラインですので、流通量は多くありません。

当時の定価で300,000円以上したそうですが、それも納得の丁寧なつくりです。

そんなアンティアの、イクシアPMという2WAYバッグについて、価格と査定についてご紹介します。

・アンティアのバッグを売りたい

・アンティアのバッグの売値がどのくらいか知りたい

という方は、ぜひご覧ください。

査定のご紹介

今回は、90,000円でのお買取となりました。

その理由となる査定ポイントをご紹介します。

①バッグ本体外観の状態

まずは、パッと見ていちばん印象的である、バッグ本体の傷や汚れを確認します。

ラムレザーは柔らかく繊細な素材ですから、傷が非常に目立ちやすいです。

シャネルのマトラッセなどでもラムレザーを拝見しますが、シャネルにおいても今回ご紹介のヴィトンのアンティアにおいても、このレザーの状態は大きく価格を左右します。

今回は、レザーの状態が非常に良かったです。

全体的に、目立った傷は見られず、シミ汚れや日焼けも生じておりませんでした。

2ヶ所だけ、バッグ底面付近にスレ跡が見られましたので、その点だけ少々価格への影響があります。

これはアンティアやイクシアPMに限らず、またルイヴィトンに限らず、どのバッグでも共通します。

底面付近は接地しますので、スレ傷が生じやすい一方、それらの傷は修復や手入れが非常に難しいことから、わずかな傷でも価格へ影響してしまいます。

ですが、外観レザーの状態は総合的にはとても良い！の一言です。

そして、外観としてもうひとつ、金具の傷やメッキはがれがないかを確認します。

ファスナー金具、また付属のカデナ(南京錠)ともにメッキはがれはなくつやつやぴかぴかで、非常に高評価です。

使用に伴うどうしても避けられない小傷はありますが、大きな価格への影響はありませんでした。

外観の状態は、良好であると判断しましたが、各所の小傷で少々マイナスはありました。

②持ち手の状態

次に、項目を分けるほど重要である、持ち手のハンドル・ストラップを確認します。

持ち手系統の部品は、身体が直接触れる機会が多く、手垢汚れの沈着や爪の接触による傷など、ダメージがつきやすいポイントです。

また、修理が効きづらい箇所でもありますので、ここも価格への影響が大きいです。

今回は、ワンショルダーバッグ用ストラップも、ハンドバッグとしての持ち手もとても状態良好でした。

ハンドルには手垢汚れ、ストラップ、特に今回のような平型のストラップには爪の傷がありがちですが、ほとんどご使用にならなかったためか、傷は見当たりませんでした。

③バッグ内部の状態

イクシアPMは内部がスエード素材のため、シミ汚れ・毛羽立ちが気になるポイントです。

また、素材にかかわらず、縫製のほつれなどがないかも見ていきます。

今回は、いずれのダメージも見られませんでした。

使用回数が非常に少ないこともありますが、保管も丁寧でしたので、高く評価させていただきました。

上記3点をチェックし、また販売価格相場、小傷のケアのコストなどを考慮し、今回は90,000円でのお買取となりました。

定価との価格ギャップがありますが、アンティアのバッグはもともとの流通量が少ないため、中古市場でも数が出回らず、爆発的な人気が出づらいことと、ラムレザーが状態変化しやすく、中古価格にバラつきを生んでいることが原因ではないかと予測できます。

お客様は、もう使わなくなって長いこと、使おうと思っても傷をつけてしまうのが怖いことを理由に手放すご検討をされていましたが、最終的に価格にもご納得くださり、無事にお買取させていただきました。

リサイクルマートフィール浜松小豆餅店では、ルイヴィトンのバッグを高価買取！

今回のような珍しい素材のバッグはもちろん、定番モノグラムやダミエ、エピなども実績多数です！

ぜひ、ヴィトンを売るなら当店にご相談ください。

皆様のご相談、いつでもお待ちしております！