本日は、ヴィトンのショルダーバッグ、ブローニュをご紹介します。

近年では、ブローニュのような廃盤になった15年～20年前のバッグの人気が再燃しています。

特にこのブローニュは、外観もシンプルながら角のヌメ革パーツが全体のカラーリングの印象をやわらげ、内部にもファスナーポケットが付いているのみで実にシンプル。

そうした、無駄を削いだようなバッグが人気なのかもしれませんね。

ブローニュは、現在「ブローニュNM」という名称で現代版が販売されています。

こちらはシルエットが台形のような形になり、ストラップは着脱可能に。

内側のポケットはフラットなものとなり、スマホがちょうど良く入るサイズになっています。

ただし中古品価格はブローニュが5万円台～最大15万円台なのに対し、ブローニュNMは30万円前後と、かなりの差があります。

価格のお手頃感も、旧ブローニュの人気のヒミツといえそうです。

買取価格について

査定のポイントをご紹介し、買取価格の理由をご案内します。

まずは①外観状態について。

ヌメ革部品の傷が目立ちやすいことと、ヌメ革は日焼けや手垢汚れが目立つことから、減点対象になりやすいポイントです。

四つ角にそれぞれ施されたこのヌメ革パーツですが、写真の1か所だけ、小さく傷がありました。

大きな減点ではありませんが、他3か所が綺麗なだけに影響はあります。

ですが、接地面やファスナー周辺、および各種金具は非常に綺麗で、金具には使用上どうしても避けられないレベルの小傷はありますが、全体的な評価は好印象でした。

次に、②ショルダーストラップについて。

バッグのストラップ、つまりひも(または持ち手)はかなり価格を大きく左右します。

ブローニュのようなかつてのバッグは、着脱不可のものが多く、原則交換ができません。

それゆえ、ストラップの状態がほぼ製品寿命とリンクしていますので、その乾燥具合、場合によりヒビの発生、また手垢汚れの沈着など見た目の印象がとても大切です。

今回は、ここも高評価です。

レザーのしっとり感がばっちり残っており、日焼けの度合いも軽めかつ均一に生じております。

日焼け度合いにムラがあると、それも価格をマイナスするポイントになりますが、今回はGOODです。

そして、コバというレザーの重なる部分の処理もヒビ割れしやすいですが、ここもきっちりくっついており減点なし。

ストラップの状態も良く、好印象です。

最後に③バッグ内部について。

ブローニュは内部もレザーでできていますので、湿気によるべたつきの発生がとても怖いです。

べたつきや、それに伴ってファスナーポケットが開かなくなっていたりすると、かなりガッツリと価格マイナスとなります。

今回は、湿気ダメージはなく、またペンのインク汚れなど、あるあるなうっかり汚れもなくGOODです。

しかし、今回はこのバッグ内部が最大のマイナスポイントでした。

というのは、湿気や虫を除けるのに、樟脳系のツールを使われていたようで、バッグ内にかなり濃く樟脳のにおいがついていました。

画像ではお伝えできませんが、マスクをしていてもしっかりと分かるくらいに濃いものでした。

レザーのにおいは除去が難しいため、大きな価格マイナスポイントとなります。

各所の状態が良好なだけに、大きな欠点となってしまい、50,000円でのお買取となりました。

リサイクルマートフィール浜松小豆餅店では、ヴィトンのバッグを高価買取。

ブローニュをはじめ、ルーピングやアマゾン、旧型ネヴァーフルなど人気の廃盤アイテムは特に高価買取！

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